アートメイクはタトゥーと違い1~3年で徐々に薄くなります。
しかし、デザインの流行が変わったタイミングや、仕上がりがイメージと違っていたという場合、一度入れたアートメイクをまっさらの状態に戻すことはできるのでしょうか?
こちらの記事ではアートメイクを除去する方法や除去の際の注意点などを解説します。
アートメイクは消せるの?
アートメイクは代謝とともに薄くなっていくものですが、入れた直後のアートメイクや過去に入れたアートメイクを、施術前と同じ状態まで戻すことは可能なのか、についてお話します。
完全に消すことはできない
結論から述べると、一度皮膚に入れたアートメイクをまっさらの状態に戻すことはできません。
個人差はあるものの、肌のターンオーバーとともに、一般的に1~3年で薄くなってきますが、アートメイクは完全に消えるものではないのです。
そのため、施術を受ける前には、後悔しないようデザインのイメージを事前のカウンセリングで、専門家と丁寧に打ち合わせすることが大切です。
施術後にどうしても消したい場合は、「アートメイク除去」で薄くすることは可能です。
アートメイク除去が必要な人
デザインを変えたいというケースだけではなく、除去が必要な理由はさまざまです。
- 昔やったアートメイクが残っている
- 過去のアートメイクの上からは施術ができないと言われた
- 好みが変わってしまったから、形を変えたい
- すでに入っているアートメイクより細くしたい
- グレーや青色っぽく残っているので、茶色などの明るい色に変えたい
- 左右差が激しい
過去のアートメイクが残ったまま施術できる場合もありますが、状態によっては施術できないこともあります。
いったん消したほうが新しいアートメイクは綺麗に入るため、以前入れたアートメイクが数年経過しても濃く残っていると、クリニック側から除去をすすめられることもあります。
アートメイク除去にはデメリットもありますので、当院ではご希望のお仕上がりによって必要であれば除去のご案内をしています。
アートメイクを消す除去方法
ここからはアートメイクを消すための除去方法をご紹介します。
ダメージの少ないアートメイク除去
一度入れたアートメイクを除去する場合、当院ではダメージの少ないレーザー治療or薬剤除去をご用意しています。
施術の時と同じく、塗る麻酔を用いるため痛みの心配はありません。
落ちるまでの期間や施術回数
レーザー除去
皮膚の深い部分まで色素を入れるタトゥーと違い、アートメイクは皮膚の浅い部分に色素を入れているため、1回のレーザー治療で効果が出やすいです。
しかし、色の濃さや範囲、注入されている深さによっては複数回の治療が必要となる場合もあります。
薬剤除去
レーザーよりは薄くならず、回数も多くかかります。薄くなるというより、色が明るくなるイメージです。
現在、アートメイクが残っているけれど、今の流行のデザインとは違うため形や色を変えたいという場合は、まずはクリニックに相談してみましょう。
アートメイクを消すときの注意点
アートメイクの除去を検討したり、カウンセリングの際にクリニックから除去をすすめられた場合、これからご紹介する注意点を確認してくださいね。
レーザー除去をする場合は、入っている色素によっては余計に黒くなってしまう場合があります。
特に、昔に除去を入れたアートメイクの色素の質が悪かったり、修正のために肌色の色素が入っていたりすると、落ちないだけでなく、跡が残ってしまう恐れもあります。
何年も昔にアートメイクをしたことがある人は、知らず知らずのうちにそういった色素が使われている可能性があるので注意。
薬剤除去ではそのようなリスクがないため、レーザー除去より安全と言えます。
以上の点からも、しっかりとした知識と技術力のある安心安全なクリニックで除去を受けるようにしてくださいね。
アートメイクに失敗しないためには
最後にアートメイクに失敗しないためのポイントを3つご紹介します。
デザインは控えめに
眉毛のアートメイクでは、デザインを控えめにしましょう。
眉毛には流行りや好みがありますが、それらは変わる可能性が大きいです。太い眉毛が流行していても、アートメイクでは細目にしておくことでメイクで調整することができます。
太さは細目、長さは短め、角度も急すぎたり逆に平行すぎたりすることなく、全体的に少し控えめなくらいにしておくのがおすすめです。
色は明るめにしておく
2つ目のポイントは、インクの色は明るめのものにしておくことです。
眉毛のアートメイクでは色を暗い色や黒っぽい色にすると、明るめの茶色などに戻すことが難しくなります。たとえ自眉毛が黒であっても、暗すぎない色で入れておくことをおすすめします。
濃くすることはメイクで調整できますが、アートメイクで濃くした眉は薄く見せることはできません。
濃いめの色が流行していたり、自分では濃い色が良いと思っても、事前のカウンセリングでしっかり相談してくださいね。
足し算で理想に近づける
アートメイクは、足し算で理想の眉に近づけるというのを意識するのがよいですよ。
せっかくアートメイクをするのだから…としっかりとした眉を作りたくなるものですが、太くデザインするのも控えたほうが無難です。
色の濃すぎと太過ぎるデザインは、後から直すことができません。アートメイクでは8割のベースを作っておいて、残りの2割はメイクでアレンジするくらいが失敗しないコツです。
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いかがでしたでしょうか。今回はアートメイクの除去方法について解説しました。
アートメイクは1~3年かけて徐々に薄くなるもの、施術前のようなまっさらな状態に戻すのは難しいです。
ただ、流行のデザインが変化したり、新たに施術をする際に以前のアートメイクが残っている場合などは、アートメイク除去という方法で薄くすることは可能です。
除去の方法も複数ありますが、アートメイクに関する施術は全て医療行為となりますので、信頼できるクリニックにご相談するようにしてください。
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